高いものは良いもの。という心理。
1、ある土産物屋で、珍しい宝石を販売していた。
大変珍しい石で価値のあるものでした。営業にも力を入れ、やってくるスタッフに強くお客に進めるようにしていましたがなかなか売れません。
腹を立てた店長はスタッフに1/2までプライスダウンする旨のメモを残し、出張に出かけました。
戻ってくると、珍しい宝石は見事売り切れていました。
そのことには別段驚くことはありませんでした。
しかし、メモを受け取ったスタッフがひどい字で殴り書きされていた1/2を2と読み違えてしまっていたので、すべての宝石は最初の2倍の値段で売れていたのです!
2、宝石店の店主が友人から「フィアンセにすてきなプレゼントをしたい」と相談されました。そこでかれはネックレスを一つショーケースから取り出して友人にみてもらいました。友人は大変気に入っている様子でした。本来店では50万円で販売しているものでしたが、25万円にまけてあげるつもりだったので値段は25万円だよ、と伝えたとたん友人の顔が曇り、買う気をなくしてしまったのでした。どうやら友人はフィアンセに本当に良いものを贈りたいとおもっていたようです。
そこで翌日その友人を呼び出し、別のネックレスをみてもらいました。
友人は大変そのネックレスを気に入ったようでした。今度はネックレスは50万円だと伝えました。普段店では50万円で販売しているネックレスでした。ネックレスを気に入った友人が支払いをする段階で、友人にいいました。
「結婚祝いで25万円にまけとくよ!」
友人は気持ちよく25万円を支払い店を出て行きました。