嘘をつく人間。
どこの職場でも一定数うそをつく人間がいるようだ。
被害がない可愛いものから、大問題クレームに発展するものまで
さまざま。
雑用が多い仕事の場合、コピーをとったり、ファックスを送ったり
基本的には誰でも出来る仕事だが、ここでも嘘をつく人間がでる。
送っておいてね。
と伝えたファックス。
先方から届かないと連絡がきたので、担当者に確認すると
「すこし前におくりました」と返事。
このケース、実際にはファックスしていない。
「すみません、忘れていました。すぐ送ります。」と素直にいえる人が
意外と少ないのだ。
先程の「すこし前に送りました。」という担当者は、大急ぎで
ファックスをするんだろうが、ファックスには送信履歴があるので
丸分かりなのである。
そんな小さな嘘をつく意味が分からないと思うのだが、まさか追求されないと思っているのかファックスの送信履歴を知らないのか分からないがよくある話。
たかがファックス。
でも、ときと場合によっては大きな問題になる。
担当者は送ったと言うファックス。
※実際にはうそ。
こちらは担当者を信じて、先方と掛け合うがそんなファックスはきていない。
たいてい、ファックスが届いた、届いていないの問題がこじれるような場合
他にも何か重大なことを隠蔽しているケースが多く、先方に聞いた内容と
担当者からの話で食い違いが見つかり、それを検証していくと
最初についた些細なうそを隠すために、また嘘をつき、
その嘘を隠すためにまた嘘をつく・・・
そんなスパイラルに陥っているパターンが多いのだ。
感覚で絶対に犯人だろうと思われる場合でも、確証がなければ逮捕が出来ないのと
同じで、嘘だろうと思っても事実確認がとれなければ本人に追求することは難しいし、そういうタイプの人間は自分から白状はしないので、ほっておくとそのままになるケースが多い。
周りの人間や、そういった人を管理する立場でも嘘という事実確認を取り本人の是正を促す行為は大切なことであることは分かっているが、時間をそこに割く余裕がなく、大きな問題が起きるまで放置されてしまう。
しかし、本人の為にも、クライアントの為にも、組織の為にもそこを一番に
是正することが良い結果を生むのだ。